目を見て決める?
ちょっともういつ死ぬか分からないという事で経験談が少しでも何か役立てばいいなと思って書いてみます。
独り言の様に書く。
遠ーい昔の話。
高校生になって1年生の頃、いつも一緒にいる仲良いであろう2人組の男子くんの内の1人が気になった。
目が会う度に、物凄く冷たい目で見る。偶然に何度か目が合うけど、その度に本当に冷たい眼差しで私を見る。
不思議で一度、少しだけ目が合った時にしばらく見つめてみた。やっぱり凄く冷たい目で私を見る。
『どうしてだろう?』と思いつつも、嫌われているのかなって思ってそのまま、夏休みの時期が来た。
夏休み明け、あの仲良さげないつも一緒の2人組の男子はまた私のクラスに居て、他のクラスから来ていたあの冷たい目の男の子もいた。
だけど、目が合ってびっくりした。
物凄く目がきらきらしていて、目が合っただけで私にニコニコ笑いかけてるみたいに顔が笑ってた。
目の輝きが凄くて、別人かと思ってびっくりした。
『どうしたんだろう?』って気になって、雰囲気的には話しかける事ができそうだったけど、何となくそのまま過ごしていた。
社交的な同じクラスの、少しボーイッシュな女の子がたまたまあの冷たい目をしていた男の子の話を聞かせてくれた。
後で本人からも話を聞いた。彼がすっかり明るくなったので話しやすくなって仲良くなったから。
彼がとても暗く冷たい目をしていたのは、心の苦しみが理由だった。
凄く好きな女の子がいて、だけど友達も同じ女の子を好きで、友達が告白すると言うので告白する事すら諦めた様だった。
それは他人から見ればよくある恋愛の話の様に聞こえても、彼には物凄い苦しみとなっていた。あの時の、睨んでいる様な冷たい目は悲しい気持ちと辛さでいっぱいだったんだと知った。
だから、死んだ目をした人が嫌いとか、目で好き嫌いを簡単に決めるのは誰かを傷つける事になるかもしれないから簡単に暗い目だからって嫌うのはやめた方がいいなってこの時に思った。
夏休み明けに、彼が様変わりしてキラキラにこにこしていたのは夏休み中に、告白さえできなかった彼女と外で偶然再会して(彼の告白した友達は実らなかったそう。)喋る様になって、彼女の方から告白されて付き合う事になったという事が理由の様だった。
なるほどな~それはニコニコしちゃうわーって思った。
彼は明るくなっただけじゃなくて、彼女を守れる様にと筋トレをしていて、彼より体格のいい男の子でも彼に腕相撲で勝てる人はいなかった。人を好きになる力って凄いなって思った。
彼女は幸せ者だなーと思った、そんな遠い過去の話を思い出して書きました。
動画を見ていたら『人の好き嫌いを目を見て決める』という話をしていたから、上に書いた話を思い出して、確かに性格が陰険で暗い目の人もいるだろうけど、苦しみが深くて暗い目になっている人もいるんだったよなーって。
だから、誰かがこれをたまたま目にした時にはこの話が必要って事かなって思って出してみた。
誰も読みそうにないブログだからこそ、頭の片隅にでも置いておいて先入観の無い人になれたら良いなーと。
読んでくれてありがとうございました。