誰も知らない遺書

2017.3.3.Freitag開始。。。ただのきまぐれひとり言

ちびたんに託す想い

私は好きな人がいた。
この話をしたら心友が手作りでチビタンを作ってくれた。ローズクォーツの優しいピンク色。羽まで生えていて、とてもそれは可愛らしい。

「これ作ったよ~、あげたくて」と言って写真をLINEで送ってきてくれたのを見た時、涙が出た。嬉しかった。
心友の想いが詰まっているのが写真からでも十分に伝わったから。

チビタンが手元に届けられる頃、好きな人には奥さんがいる事がわかった。
心友は一生懸命ローズクォーツだけで作られたチビタンを「ローズクォーツには恋愛以外の効果もあるから」と言ってくれたけど、私と私の好きな人の幸せを想って作ってくれたチビタンなのは明らかだった。
私は他の効果も調べてみるよと言って、調べてみたりした。

確かに他にも効果はあったと思うけど、心友は私と好きな人の実るのを願って作ってくれたに違いないから、その思いがこもっていて、他の効果は考えにくい気がした。

私もチビタンにこれから実る想いを経験できるようにと願って大切に持ち歩いたけど、ふと冷静になった。
どんなに誤魔化しても、これは今の好きな人への気持ちが入っているのだ。他の恋の成就を願うには無理がありはしないかと。

少し考えた末に私は決めた。このチビタンは家に置いておこうと。私の恋を実らせる天使ではなくこのコは好きな人とその奥さんの幸せを守る為にいる。この世に生まれるキッカケが私の恋からである為、守るべき本人たちのそばには就けないが、ここで密かに2人の幸せを願い、見守り、見えない力で幸せにする。このコに与えられた使命だ。

彼が幸せならそれでいい。愛そうと思った。本気で。
おかしな事を言うけど、私はチビタンになろうではないか!と湧いてきた。
何もかも下手で不器用な冴えない奴の姿をした、でも内心は幸せを一心に願い祈る影の応援団長です。

ちょっと珍しい名字をした彼へ届けはしない気持ちを御守りの効果に変換して、いつか自然にチビタンがただの石に還るまで。